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FXで被害者続出!スイスフランが上限撤廃で急騰した理由

スイスフランショックで大損したトレーダーも!

スイスフランショック

年が明けた15日のことです。それまで安定した値動きを見せていたスイスフランが画像のように急激な値動きをみせました。

これはスイスの中央銀行がそれまで続けていた金融政策を止める旨を発表したことが原因です。このあまりにも突然な発表をうけ、数秒の間にもどんどんローソク足のヒゲが伸びていきました。これはかなりの衝撃的な出来事なので、一週間たった今でもメディアを騒がせていますね。

バイナリーオプションでは値動きの大きさではなく「上がるか下がるか」といった相場の方向性を予測できたかどうかが重要なのでまだ安心できたのですが、FX取引ではロスカットを設定していても決済が間に合わずに多額の損失を抱えてしまったトレーダーもいます。

スイスフランショックで大打撃を受けた海外FX業者のなかには、アルパリUKのような誰もが知っているような大手もありますが、ここは今回の一件で倒産に追い込まれてしまいました。

スイスフランが急騰した理由は中央銀行にあり

2011年9月、スイス中央銀行はスイスフランの上限を1ユーロ=1.2スイスフランに設定し、これを超えそうになったら無制限に為替介入をすることでスイスフランが上昇するのを抑え続けてきました。

これ以降トレーダーは上限に近づいたときにスイス中銀の介入があると信じてスイスフランを売り建てるなど、多くの投資家がポジションを持つときの参考にしてきたのです。

そしてやってきた1月15日の“上限廃止宣言”。

スイスフランを売り建てていたトレーダーは、ほんの数分の間に大きな損失を被ってしまったというわけです。

なぜスイスフランの上限が撤廃されたのか

これまでも上限撤廃の時期については様々な憶測が交わされていましたが、なぜ10年以上も続けてきた金融政策をこのタイミングで突然やめたのでしょうか?

その理由を簡単に説明すると“ECBの量的緩和を懸念したため”です。

実は今回のスイス中銀による突然の決定は、欧州中央銀行(ECB)理事会の開催を1週間後に控えたタイミングでした。

このECB理事会ではおそらく量的緩和が発表される可能性があり、市場ではユーロ売り(=ユーロ安スイスフラン高)の勢いが強まる恐れがあったのです。

もし本当に量的緩和に踏み切られれば、スイス中銀は1ユーロ=1.2スイスフランという上限を守るために継続的な市場介入を余儀なくされますよね。

これまでもスイスフランは“高信用通貨”としてずっと買い圧力に悩まされて続けていましたが、ここにきて更にその圧力が強まってきたことでスイス中銀は上限撤廃を決めたのです。

仕方がなかったとはいえ、あまりにも突然の発表に市場は大混乱。海外FX業者のアルパリUKが倒産に追い込まれ、高レバレッジをかけて取引していたFXトレーダーはロスカットも間に合わずに大損してしまった人も出てしまうという惨劇になってしまったのは残念です。

今回のスイスフランショックのほかにもテロや震災など予測不可能な要因で相場は急変してしまうこともあります。リスクを抑えるためにも「複数の銘柄を選ぶ」「金額は出来るだけ小額にする」など分散投資を心掛け、ムリのない投資をしたいもの。

とくに日本人トレーダーにとって一番怖いのが円が突然上昇(下降)すること。先日紹介したように日本人投資家が一番取引している通貨ペアは円なので、テロや震災などで急激な売買が起きてしまったときの影響は計り知れないでしょう。

これからは高いレバレッジでハイリスクハイリターンなFXよりも、バイナリーオプションのようなリスクコントロールしやすい投資がスタンダードになる時代なのかもしれません。

⇒漫画でわかる!バイナリーオプションについて

2015年01月22日時点での情報 | カテゴリ:ニュース

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