バイナリーオプションやFXなどに挑戦しようとしたとき、他のトレーダーがどんな投資をしているのか気になる人も多いでしょう。

そこで今回はどの通貨ペアが選ばれているのか紹介していきます。取引するときにいつも悩んでしまう、という人は参考にしてみるのも良いでしょう。

馴染み深い通貨が選ばれる傾向にある

金融先物取引業協会で2014年12月時点での「通貨ペア別取引金額」が公表されています。それによると一番おおく取引されているのはドル円ということが分かりました。

日本人にとって最も馴染み深い円と、世界の基軸通貨であるドルという組合せが選ばれるというのは納得ですね。

そして第2位はポンド円、第3位がユーロ円と続いています。

多くのトレーダーに選ばれている通貨ペアはそれだけ情報も集めやすいというメリットもありますし、マイナーな通貨ペアに比べて取引量が多いものは値動きが緩やかに推移する傾向にあり、相場分析スキルが高くない人にもオススメです。

参考までに先日話題になったスイスフラン(CHF)は対ユーロで第11位にランクインしていますが、取引金額をみると第1位のドル円に比べて約1100分の1ほどしかありません。

スイスフランショックは大手海外FX業者のアルパリUKが倒産に追い込まれるほどの騒ぎだったのに日本の業者にはそれほど被害がなかったのは、スイスフランが日本人にはあまり馴染みのない通貨だったことが幸いしたというわけですね。

値動きのありそうな通貨ペアを知る方法

選ばれている通貨ペアが分かっても、単純にそれで取引すれば良いというわけではありません。出来るだけ取引チャンスがありそうなものを見つけることも大切です。

たとえば重要な経済指標が発表されるときや、各国の中央銀行総裁のような要人の発言で大きな値動きが起こることも多いので、毎日朝にでも経済指標カレンダーなどでスケジュールをチェックしておきましょう。

どの発表に注目していいのか分からないというひとでも、重要度も載せているカレンダーもあります。各業者の公式サイトなどで確認できるので利用しましょう。

次に確認するのはニュース記事です。経済新聞やネットニュースなどでは今日の相場予想が書かれていることも多いので、取引に活かさない手はありません。

もちろん未来を正確に予測することなど不可能なので、記事を100％信じるのは危険ですが、ファンダメンタルズ分析をするときの参考にはなります。

分析の精度を出来るだけUPさせるためにも、同じ話題について触れている沢山の記事を読むようにして、客観的な視点で相場の動向を見極めてください。