海外バイナリー業者で金融庁が警告を出していない業者は安全か
無認可の海外業者で投資をするリスク
海外のバイナリーオプション業者で日本向けにサービスを提供している業者は殆どが日本の金融庁の許可もなく営業している“無登録業者”です。
現在は海外業者であっても日本語に対応しているところが多いので、簡単に海外業者に口座をつくることができ、国内でのトレードに魅力を感じない人の多くが海外へ流れたのは事実。
無登録の海外所在業者は、業務の実態等の把握が難しく、仮にトラブルが生じたとしても業者への追及は極めて困難ですので、無登録業者との契約は行わないようにしてください。
(※引用:金融庁)
ただ上記をみても分かるとおり、海外業者を利用するには出金拒否や資金持ち逃げといったリスクが高く、もしトラブルになっても消費生活センターがサポートをしたり追求したりといったことが難しいことに納得しておかなければなりません。
金融庁の警告がなければ安全なのか
「警告書が出されていなければ海外業者でも安全なのか?」
実はそうとも言えません。海外業者はいまでも雨後の筍のように次から次へと新しい業者やサイトが出てきているので、金融庁側で把握し警告書を発行するまでタイムラグがあるのです。
ここ最近でもサイトの作りは殆ど同じなのに名前や色が多少違うだけのものが乱立してきています。しかも、それらを勧めようとYahoo!での検索ワードを操作して誘導する場合もあるので、海外業者の事情に詳しくない人がみれば本当に稼げる人気業者かと錯覚してしまうほど。
上を確認すると、最近話題になっている2チャンネルを模倣した悪質な広告でも取り上げられていることが多い「2Selections(ツーセレクション)」も挙げられていますね。
ここだけでなく他にも毎日新聞が名指しでとりあげた「Option99」なども記載されています。特にOption99はサイトの名前を変えて複数のバイナリーオプションサイトを運営している模様。
代表者等の氏名は「不明」。当該業者が提供するサービスの名称は「option99.com」である。当該業者と連絡が取れない、また、クレジットカード決済により入金後、返金を求めても出金に応じないなどの情報が寄せられている。当該業者が上記のほかに提供するサービスの名称は「Binaryfx(バイナリーFX)」、「FastBinary(fastbinary、ファストバイナリー)」及び「MY TRADE(my-trades、マイトレード)」である。(平成26年8月29日追記)
被害報告を見ると「儲かる」と謳った広告を鵜呑みにして、それが海外業者であることを知らずに契約してしまうケースもみられます。
バイナリーオプションで詐欺やトラブルに遭わないために
出金するときになって初めて気付くのでは遅いので、必ず最初に金融庁の認可を得ているのか確認して利用しましょう。
(※ちなみに管理人が確認した限りでは海外業者で日本の金融庁に許可を得ているところはありませんでした。)
バイナリーオプションで安全にトレードするなら国内バイナリー業者を利用するようにしてください。投資はあくまでも自己責任の世界です。余計な危険やトラブルから身を守る為に最低限必要な知識や情報を当webサイトではこれからも発信していきます。
2014年11月21日時点での情報 | カテゴリ:豆知識