DVDを見るだけで簡単に稼げると謳い、悪質な販売をしていた業者

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「DVDを見れば投資のプロと同じように稼げる」

こういう誘い文句で知識も経験も乏しい投資初心者を騙すやり方があとを絶ちません。

＜参考：朝日新聞「投資ＤＶＤ　学生に被害」＞

上記もその一つ。友人を使って学生を喫茶店に呼び出し、長時間拘束したうえで56万円もの高額商品を強引に購入させたとして、埼玉県の3社が処分されました。

返済に困った学生が約8～10万円の紹介手数料を稼ぐために新しく友人を勧誘する仕組みで、急速に被害が広がった模様です。

少しでもバイナリーオプションやFX投資について調べたことのある人は、こういった悪質な勧誘がネット上でもよく見られることに既にお気づきだと思います。

「登録すれば無料で月ウン百万円稼げている必勝法を教える」

上のような文言をブログや2ちゃんねるの模倣サイトで見た事はありませんか？

だいたいは「1分で50万稼いだｗｗ」や「月600万円稼いでいます」という如何にも簡単に誰でも稼ぐ事ができる方法があるかのように記述されており、知識のない初心者を騙して特定の業者へ登録させるのが目的です。

さらに信憑性をもたせるため、残高を画像編集ソフトで加工した通帳の写真をのせていることもあるので要注意。

それらの記事が誘導しているのは金融庁の許可を得ずに日本人に向けてサービスを提供している“危険な無登録業者”の場合がほとんどで、もし本当に利益を出せたとしても出金拒否や音信不通といったトラブルにあう確率が高いというリスクがあります。

「うまい話には裏がある」ではありませんが、目的もなくボランティアで絶対に稼げる攻略法を教えるなどとは普通なら考えられませんよね。

確かに日本は法律が厳しく、近年でもFXのレバレッジが最大25倍まで引き下げられたり、バイナリーオプションの回号が最短2時間おきなど様々な規制が施行されました。

それによって決して少なくはないトレーダーが、金融庁の警告を無視する海外バイナリーオプション業者に流れたのもまた事実。

ただ、規制が厳しいということは、それだけ利用者が安心して投資できるような環境が整っているということの裏返しでもあります。

その証拠に、海外業者ではよく聞く「出金できない」「連絡がとれない」という相談や口コミも、日本の法律をしっかり守る国内業者では探すほうが難しいでしょう。

しかも、海外業者とはいっても日本向けにサービスを提供する場合は必ず金融庁の認可を得なければいけませんし、金融庁が警告をしている業者は突然サービスを終了させたり撤退したりすることもあります。（例：バンク・デ・バイナリーなど）

簡単に稼げるという誘い文句にのって海外の無登録業者へ登録するまえに、必ずその業者が信用できるのかどうか「業者名+出金」「業者名+詐欺」というワードなどで調べておきましょう。