海外のバイナリーオプション口座を解約する方法
海外のバイナリーオプション業者で口座の解約をする方法
十数社の海外業者のサイトを調査しましたが、どの業者でも「無料口座開設」というボタンはあるのですが「解約」についての記載がありませんでした。
念のため私が口座開設をしたあとにサポートへ口座の解約方法を問い合わせたところ、ライブチャットやメールで受け付けているとのこと。直ぐにチャットでお願いしたところ処理をしていただけました。
(※すべての業者がこの方法で解約できるとは限りません)
ただ、解約手続き完了の旨が記載されたメールが無かったので、本当に手続きされたのかは謎。某掲示板では「解約したはずなのにメルマガは送られてくる」という報告や、国民生活センターには「解約を申し出ても応じてくれない」という相談も寄せられています。
⇒国民生活センター 「海外業者とのバイナリーオプション取引にご注意ください!」
海外のバイナリーオプション業者で口座開設するリスク
日本の業者と海外業者での手間はほとんど同じ
海外のバイナリーオプション業者では口座開設までのハードルが低く、メールアドレスさえあれば氏名も住所も入力することなく口座を作れるところもあります。口座開設と入金手続きまで含めても、恐らく5分程度あれば終わるでしょう。海外業者のページをみると、この手軽さも売りにしているようですね。
ただ、実際は出金のときにクレジットカード情報や銀行口座情報、免許証などのコピーを提出する必要があることを知らずにいる利用者がかなりの数いるようで、消費生活センターや口コミサイトでは「身分証の提出を求められて不安」という書き込みが見られます。
お金を送金するわけですから、本人確認や振込先情報など必要な書類を提出しなければいけないことは当たり前。この点に関しては確認を怠った利用者にも非があると思いますが、利用規約に小さく記載されているだけなので見落とす可能性は高いかもしれませんね。
結局のところ、海外業者はすぐに始められるとはいっても手続きを後回しにしているだけなので、手間は国内業者も海外業者も大差ありません。
個人情報を無登録業者へ渡して大丈夫なのか
なにより本当に出金できるかどうかも分からず、しかも金融庁から警告をうけているとあっては渡した個人情報がどのように扱われているのか全く分からない怖さがあります。
某大手掲示板では海外業者に口座を開設したらあとから出会い系などの迷惑メールが頻繁に届くようになったという報告が上がっていますし、その業者は海外の大手業者と言われているようなところでした。
日本でも少し前に某大手通信教育会社がおこした個人情報の流出事件がたいへんな騒ぎになったように、個人情報の扱いにはどれだけ慎重になってもよいものです。そんな大切なものを、どうやって管理されているのかも分からないところに渡すのは非常に危険です。
海外のバイナリーオプション業者で被害にあったら
海外業者のなかには休眠口座維持手数料として月千円ほどを徴収するところも確認しているので、登録できても解約はできない、解約できないまま手数料は取られ続けるという恐れも。
ただ、もし海外のバイナリーオプション業者との間にトラブルがおきても、金融庁の警告すら無視する海外業者ですから個人トレーダーの声なんて届かないと思った方がよいでしょう。
もしトラブルにあったときは、管轄の消費生活センターなどへ相談してください。
海外業者とはいっても、本来は必ず金融庁の認可を得なければならないのですが、当然のように無登録な業者ばかりです。当webサイトでも金融庁からの警告を無視しつづけている業者があまりにも多いということをもっと広める必要がありますね。
バイナリーオプションに興味のある方は、必ず記事ページ下にある「項目別オススメ業者一覧」などで紹介しているような“日本の”業者で取引してください。
2014年12月12日時点での情報 | カテゴリ:豆知識