インタビュー目次
バイナリーオプションの男女比はどれくらい?
(編集部)
御社のバイナリー口座での男女比をお聞かせ願えますか?
また、バイナリーオプションはリスクとリターンが明確なので、例えば主婦の方でも比較的始めやすいと思うのですが、女性トレーダーは増えてきているのでしょうか。
(鶴社長)
男女比は、9:1となっており、FXの女性ユーザーの割合とそんなに変わりません。また、女性トレーダーに対してのプロモーションを積極的に行っていないことから、現時点では女性トレーダーが増加しているとは言えず、主婦層の取込は今後取り組んでいきたい課題です。
(編集部)
証券投資についてのアンケートでも女性の回答が少ないので男性の割合がかなり多いだろうとは予想していましたが9:1とは驚きました。思っていた以上に女性は投資に非積極的のようですね。やはり危険・難しそうというイメージが強いのでしょうか。
海外の無登録業者とリスクについて
海外のバイナリーオプションを取り扱う会社についてどうお考えでしょうか。
海外無登録業者と取引する場合の取引リスクを理解しなければいけません。自分のお金が返ってこなくなる(出金できない、連絡がとれない)リスクが一番高いです。
その他、詐欺まがいキャッシュバックキャンペーン、倒産リスク、資金凍結リスク(キプロスのような)、信託保全はありません(分別管理なし、業者の顧客資金使い込みリスク)。トラブル発生しても金融庁管轄ではありませんからすべて個人リスクとなります。安易に取引すべきではありません。
大切なお金を預けるわけですからもっと慎重になるべきですね。
(※参考:海外のバイナリーオプション業者を使った人の被害報告)
一年を通してみたときの投資の動きについて
一年を通し取引が最も活発になる時期と、最も少なくなる時期はいつ頃でしょうか。また、FXとバイナリーオプションでその傾向に違いはございますか?
取引量としては8月(夏季休暇)と12月(クリスマス休暇)がグローバルに流動性が枯渇します(取引参加者減少)。ただ、枯渇した中、相場が大きく変動する可能性もあります(リスクも高いが収益チャンス有り)。
時期では、FXとバイナリーに違いはありません。
ただ、通貨の価格変動率(ボラティリティ)の低下局面では、取引量の落ち込みが大きいFXと比べるとバイナリーでは価格の割安感から逆に取引量が増えることもあります。(価格変動率に関係なく0.1pipでも動けば収益チャンスあり )。
なるほど。普段はFXばかりで取引している人が、バイナリーオプションに挑戦するチャンスでもあるわけですね。
規制のあと何が変わったのか?
大きく変化を遂げた日本のバイナリーオプションですが、例えば投資経験の豊富な方が主に入ってくるようになった、国内業者で取引を始める人が増えた、といった”規制後のユーザーの動き”に何か変化はみられますか。
新ルールでは転売可能となったことからFXとバイナリー(短期売買)を同時に取引するユーザーが増加しました。
今年の9月の金融庁(金融モニタリング方針)による海外無登録業者取締り強化方針により、国内業者への資金回帰が徐々にみられるようになりました。
海外無登録業者を仲介する媒体(広告宣伝会社、アフィリエーター、ブロガー)にも取締りが強化されるだけでなく(投資助言免許なしの金商法違反、国税局を動因した税務査察)、海外無登録業者と取引している個人にも税務査察(海外当局との連携による情報収集のうえ)が今後ヤリ玉として出てくることが想定されます。
個人にも税務調査が及ぶ可能性があるというのは初耳です。リスクの高い海外業者を利用するメリットはほとんど無いのでしょう。日本の金融庁の認可があるかないか、投資になれていない人は軽視しがちなポイントですが、これだけのリスクがあることを当webサイトでもしっかり伝えていこうと思います。
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