日本のFX・バイナリー業者ではクレジットカードが使えない
国内業者はクレジットカード非対応
バイナリーオプションだけでなくFXでも同じですが、日本の業者では入金でクレジットカードを使うことはできません。
これは金融庁により定められているので、規制内容が変わらない限りはカードでの入金は出来ないでしょう。
国内業者でクレジットカードが使えない理由
海外業者ではクレジットカードでの入金が出来るので、カードでの支払いになれた人からすれば海外業者の方に魅力を感じるかもしれません。そもそも海外業者ではNeteller(ネッテラー)かクレジットカードからの入金が一般的となっており、手数料が割高になる銀行送金はユーザーの利用数も少ないようですね。
一方の国内業者ではクレジットカードでの入金が禁止されているので、銀行送金での入金や郵貯などでオンライン口座を開設し送金することになります。
簡単に言えばクレジットカードでの入金はカード会社が一旦支払いを立て替えるので借入金(借金)のようなものなので、借金をハイリスク・ハイリターンな投資をするための証拠金とすることは金融商品取引法(証券取引法)に違反するとして国から禁止されているのです。
たとえば下記リンク先をみても分かるように、有価証券(手形・小切手・債権・株券など)の購入でもクレジットカード決済をすることは金融商品取引法に違反する可能性があるので現在行われていません。
(※参考:内閣府 – 競争政策・金融)
金融商品取引法
(その他業務に係る禁止行為)
第四十四条の二 金融商品取引業者又はその役員若しくは使用人は、金融商品取引業及びこれに付随する業務以外の業務(第二号及び第三号において「金融商品取引業者その他業務」という。)を行う場合には、次に掲げる行為をしてはならない。
一 第百五十六条の二十四第一項に規定する信用取引以外の方法による金銭の貸付けその他信用の供与をすることを条件として有価証券の売買の受託等(委託等を受けることをいう。以下同じ。)をする行為(投資者の保護に欠けるおそれが少ないと認められるものとして内閣府令で定めるものを除く。)
(※参考:e-Gov)
クレジットカード決済は一般的に普及しているので、FXやバイナリーオプションでも口座への入金に利用できるようになれば便利になるとは思いますが、現在のところは国内業者では禁止されているということですね。
ただ、国内のように厳格な基準のもと運営されている業者とは違い、海外業者ではカード情報の漏洩などがないとも限りません。
クレジット入金が出来なくても国内間の送金ならオンライン決済などを利用すれば即完了するので個人的にはストレスを感じませんし、銀行送金よりスピーディーに手続きをしたいときは、例えばGMOクリック証券やバイトレでもクイック入金ができるようなシステムを整えているのでそういった方法も使えます。
詳しくはGMOクリック証券、バイトレの詳細情報をご覧ください。
2014年11月18日時点での情報 | カテゴリ:豆知識